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RMX VD・VD59ドライバーはウェイト調整機能で真っ直ぐ飛ぶ!

ヤマハのRMXシリーズの2022年モデル、RMX VDシリーズが2021年10月29日に発売となっています。

直進安定性の分野でNO.1になるべく開発されたシリーズは、これまでのヤマハにはない特徴を持っています。

VDとVD59、2タイプのドライバー

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RMX VDシリーズのドライバーは、VDとVD59の2タイプとなっています。

RMX VDドライバーは、ヘッドが小ぶりでツアープロや上級者に好まれる形状で、操作性に優れています。

RMX VD59ドライバーは、ヘッドが低く後ろに伸びたシャローな形状で、重心の深さが見ただけで分かる形状になっています。慣性モーメントが大きく、直進性に優れています。

ソールにウェイト調整機能を搭載

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RMX VDシリーズのドライバーで最も注目すべき点は、ソールに搭載されたウェイト調整機能です。

ウェイト調整というと、位置が固定で重量が調整できるタイプ、位置を移動させることができるタイプの2つに大きく分かれます。

RMX VDシリーズに搭載されているのは、後者の移動タイプで、ソール後方に設置された横向きのレール上で、ウェイトをスライドさせることができます。

ドローバイアス、フェードバイアスの調整が可能となっていますので、球のつかまりを調整することができます。

変えられる幅広い重心角 「スクエアインパクト」
*引用:https://golf.yamaha.com/products/rmx_vd59_dr.html

と説明されていますので、ウェイト調整により真っ直ぐ捉えて、真っ直ぐ飛ばせるということが狙いのようです。

ウェイト調整しても慣性モーメントが変わらない!?

そして、ウェイト調整機能のもう一つの特徴が、ドロー・フェードに切替ても、慣性モーメントが変わらないという点です。

一般的には、重量負荷の高いウェイトの位置が変わると、重心角・重心深度・重心距離などが変わり、慣性モーメントにも大きく影響すると言われています。

しかし、ヤマハのRMX VDシリーズでは、ウェイト調整を行っても慣性モーメントが変わりません。

そのようなことがどのように実現されているのか?全くもって不明ですが、特許出願中ということで、単なるウェイト移動に留まらない工夫が凝らされていることは間違いないようです。

RMX VD・VD59ドライバーのスペック

モデル RMX VD RMX VD59
ロフト角 9.5、10.5 9.5、10.5
ライ角 57 59
ヘッド体積 460 460
長さ 45.5 45.5
MOI 5,003 5,820
重心角 26.5~31 30.5~36.5

RMX VD・VD59ドライバーの試打・評価

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今、最もゴルフクラブについて詳しいゴルフライター、コヤマカズヒロ氏により、RMX VDシリーズについて解説されています。

ヤマハらしさはかなり失われていて、これまでとは全くの別物のシリーズになっているとのことです。

RMX VDシリーズについては、やさしい方のモデルであるRMX VD59ドライバーの方は、人間工学に基づいていて打点が上目になって、低スピンの強い球が出るという話は、選択が難しいような気もしますが、とても興味深いです。

 

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マーク金井氏にて、ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンまで試打されています。

全モデルと思ってしまいそうですが、RMX VDシリーズにはウェッジもありますので、ウェッジ以外の試打となります。

RMX VDドライバーとRMX VD59ドライバーの違いについても解説されています。