小祝さくらの最新クラブセッティング
コロナの影響から統合シーズンとなった2020-2021年。
国内女子の賞金ランキングでTOPの座をキープし続けているのが小祝さくら。
ここ数年、上位ランクをキープし続けている数少ない選手の一人で、安定した成績が彼女の強さを物語っています。
小祝さくらの最新のクラブセッティングについて取り上げます。
小祝さくらのドライバー
スリクソン ZX5ドライバー
ドライバーは、契約しているダンロップのアスリート向けブランド、スリクソンのものを使っています。
2020年のZXシリーズのドライバーは2種類ありますが、やさしい方のZX5ドライバーです。
以前は、Z785ドライバー、Z765ドライバーを使っていましたので、ディープで操作性のあるモデルを好んでいたようですが、ZXシリーズでは松山英樹と同じくシャローな方を選択しています。
<本人によるコメント>
ネックからフェースへのつながりが真っすぐに見えて、目標に合わせやすい。すごく安心感があるので狭いホールでも使えます。
※引用:https://my-golfdigest.jp/gear/p27639/
- ロフト角:9.5°
- シャフト:ツアーAD PT5
- フレックス:S
- 長さ:45インチ
小祝さくらのフェアウェイウッド
スリクソン ZXフェアウェイウッド
フェアウェイウッドも、ドライバーと同じZXシリーズです。使用しているのは、3番(15°)と5番(18°)の2本ですが、ユーティリティ2本も含めて、この中から試合によって3~4本をセレクトしています。
それ以前は、Z F85フェアウェイウッドを使用していたり、更にその前は、同じくダンロップのゼクシオ10フェアウェイウッド、ゼクシオ9フェアウェイウッドを混ぜて使っていたこともあります。
- 番手:3番(15°)、5番(18°)
- シャフト:ツアーAD PT6
- フレックス:S
- 長さ:42.5インチ、42インチ
小祝さくらのハイブリッド
スリクソン Z H85ハイブリッド
ユーティリティは、スリクソンの2018年モデル、Z H85ハイブリッドです。
ドライバー、フェアウェイウッドは2020年モデルのZXを採用していますが、ハイブリッドは一世代前のものを使い続けています。
ZXハイブリッドの方は、フェースが四角形(クジラ型)に近く、ネック周りもオフセットがあるため、よりアイアンライクに変わっていますので、その辺りがZXハイブリッドを採用しない理由の一つとして考えられます。
- 番手:H4(22°)
- シャフト:ツアーAD HY75
- フレックス:S
- 長さ:39.5インチ
小祝さくらのアイアン
スリクソン Z585アイアン
アイアンは、スリクソンの2018年モデルのZ585アイアンを長く使用しています。
確認できる限りでは、これ以外のアイアンを使っている情報が見つかりませんので、相当に気に入っているようです。
ちなみに、Z85シリーズ(2018年のZシリーズ)のアイアンは、キャビティーバックのZ585アイアンとハーフキャビティーのZ785アイアンの2機種あります。
Z585の方が飛距離と寛容性に優れていて、いずれもアスリート向けモデルですが、やさしい方のアイアンです。
- 番手:5~P
- シャフト:ダイナミック ゴールド85
- フレックス:S200
小祝さくらのウェッジ
クリーブランド RTX-3ウェッジ
ウェッジは、ダンロップ系列のクリーブランドのRTX-3ウェッジ(ブレードタイプ)です。
RTX-3は2017年に発売のモデルで、一時期、後継のRTX-4に移行したこともありましたが、再びRTX-3に戻しています。
RTX-4も2019年のモデルで、クリーブランドからは次々と新しいモデルが出ていますが、RTX-3を使い続けています。
フェアウェイウッドとウェッジは、同じモデルを使い続ける選手が少なくないため、性能よりも感覚が重視されるギアなのかもしれません。
- 番手:AW、SW
- ロフト角:47°、51°、58°
- シャフト:ダイナミック ゴールド85
- フレックス:S200
- 長さ:35.25、35、34.75
小祝さくらのパター
オデッセイ ストロークラボ セブン CS
パターはオデッセイのストロークラボシリーズのセブンCSです。
以前は、テーラーメイドのスパイダーXやオデッセイのオー・ワークス レッド #7S パターを使っていたこともありましたので、基本的にネオマレット型を好んでいるようです。
<本人のコメント>
手で打ってしまう悪いクセを抑えられたのがこのモデルでした。
小祝さくらのボール
スリクソン Zスター XV ボール
ボールはスリクソンのZXスター XVボールです。松山英樹も使うボールです。
まとめ
国内女子ゴルファーは、若手の台頭が目覚ましく、スター選手が日替わりのように登場しています。
その中で、安定して勝ち続けているのが小祝さくらで、2020・2021年の統合シーズンでし烈な争いを繰り広げていますが、初の賞金女王の座も見えてきています。
クラブセッティングについては、ダンロップと契約していることから、パターを除いて全てダンロップ系です。ウェッジ以外、つまり、ウッドとアイアンは、アスリート向けブランドのスリクソンで統一されています。
ハイブリッドやアイアンを見ると、必ずしも最新モデルを使っているわけではなく、古いモデルでも、良いもの、自分に合うものは、勇気を持って使い続けているようです。