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【試打・評価】i59アイアン|アルミ・コア・インサートが生むソリッドな打感

i59アイアンの評価

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iBLADEアイアンの後継だが、軟鉄ボディ+中空アイアンに

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i59アイアンの位置づけですが、i500アイアンやi210アイアンの後継ではないかと噂されていましたが、iBLADEアイアンの後継になるそうです。

2016年に発売のモデルがリニューアルということになりますが、形状や素材面は大きく異なっています。

iBLADEはステンレス素材のキャビティーバックなのに対して、i59アイアンは軟鉄鍛造ボディーにステンレスフェースの中空構造です。

ここ1~2年で、ツアーアイアンにも中空構造やタングステンが採用され始めたことも影響しているでしょう。

アルミ・コア・インサートを搭載

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出典:https://clubping.jp/product/product2021_i59.html

i59アイアンで注目したい点の1つが、アルミニウム素材の採用です。

通常、中空構造のアイアンと言えば、高比重のタングステンによる重量負荷、ラバーなどの制振材による打感・打音の向上です。

中空内部にアルミ・コア・インサートが採用され、金属に金属と言う組み合わせでソリッドな打感が実現されています。

見た目はマッスルバックのようにシャープ

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i59アイアンは、バックフェースの形、ヘッドの大きさなど、男子プロに人気のBLUEPRINTアイアンと似ています。

BLUEPRINTアイアンは軟鉄鍛造ですから、i59とは構造・素材が異なりますが、それでも最近の上級者向け中空アイアンらしく、ソールがすっきりしていて、マッスルバックのように見えるほどシャープです。

BLUEPRINTでは手に余るが、i210では物足りない方に、i59アイアンは試して見てもらいたいモデルです。

ロフト角の比較

モデル ロフト角 インチ
BLUEPRINT 34° 36.75"
i59 34° 37"
i210 33° 37"
G425 30° 37"
i500 29° 37"

ロフト角は7番で34°となっています。ブループリントアイアンと同じで、球をしっかりあげてターゲットを狙いやすくなっています。

i59アイアンの試打 その1

みんなのゴルフダイジェストさんによる試打動画です。PINGの発表会で試打されています。

  • ヘッドはコンパクトで、ロフトは7番で34°。
  • プロとか競技者向け。
  • 中空で、中にアルミ素材が入っていて、フェースはステンレスの複合素材。
  • i210と同じだけの慣性モーメントを備えている。
  • 7番アイアンは少し弾き感がある。中身が詰まっている感じ。iBLADEよりは硬めの打感。

i59アイアンの試打 その2

試打ラボしだるTVさんによる試打動画です。トラックマンによる計測試打です。

  • マッスルバックの軟鉄鍛造のBLUEPRINTがあるが、i59アイアンはそれより少しやさしい。iBLADEの後継機種。
  • ボディーが軟鉄、フェースがステンレス、インサートはアルミ。
  • シルエット的には、i210よりは小ぶりで、マッスルバックより少し大きいぐらい。
  • 打感は、アルミの影響の為か、ブループリントと違う「ピシッ」とした感じ。
  • 樹脂が入っているi210、軟鉄鍛造の1枚ものとも違う打感で、金属が入っていて反響しているような感じがする。
  • 3番アイアンはバンスが4°あってハイバウンス。打てなくないが、お助け感が欲しい。
  • i210よりはブループリントよりのアイアン。
  • 軟鉄鍛造1枚ものよりは寛容性があり、球が上りやすい。
  • 男子プロでマッスルが厳しいという方にはまりそうなアイアン。万人向けではない。

i59アイアンのスペックとシャフト

クラブスペック

番手 ロフト角 ライ角 バウンス角 長さ
3 20 59 4 39
4 23.5 59.8 5 38.5
5 27 60.5 6 38
6 30.5 61.3 7 37.5
7 34 62 8 37
8 38 62.8 9 36.5
9 42 63.5 10.5 36
PW 46 64.1 11.5 35.5

シャフトスペック

公式サイトに掲載されているシャフトは、NSプロが4種類、DGが1種類で、全てスチールです。

シャフト 硬さ 重量 トルク 調子
NSプロ MODUS3 ツアー115 S 118.5 1.6
NSプロ MODUS3 ツアー105 S 106.5 1.7
NSプロ 950GH neo S 98 1.7
NSプロ 850GH neo S 88 2
DG EX TOUR ISSUE S200 131