CALLAWAY FORGED CARBONとは?
CALLAWAY FORGED CARBON
出典:https://tmsearch.uspto.gov/
キャロウェイにて申請された商標の中に、「CALLAWAY FORGED CARBON」という気になるものが確認されました。
ゴルフクラブやゴルフバックなどに関する商標として掲載されています。
FORGED、そして、CARBONという二つの単語からは、ゴルフクラブに関するものであることが匂わされます。
そもそもFORGED CARBONとは?
「FORGED」は、アイアンヘッドやドライバーフェースなど、ゴルフクラブではお馴染みの言葉です。
日本語に直すと「鍛造」と言う意味で、金属製品を作る際に叩いたり曲げたりして形作る製法のことです。
対極の言葉が「鋳造」で、これはドロドロに溶かした金属を、型に流し入れる製法です。
鍛造は金属組成が保たれやすく、ぎゅっと密度が高まりやすい特徴がありますが、製造には時間とコストがかかります。一方、鋳造の方は、硬い素材を扱いやすく、また、量産にも向いていてコストを抑えられます。
今回、キャロウェイで確認された商標は、FORGEDのCARBONです。
CARBONは、金属ではなく炭素素材で、鍛造とは相入れない印象をお持ちの方も多いと思います。
かく言う筆者もこの記事を書くまで知りませんでした。調べてみると、従来のカーボンシートによるカーボン素材とは異なった製法となります。
従来のカーボンシート(織物)ではなく、細かく裁断されたカーボン繊維と樹脂を素材とし、プレス加工成形する鍛造製法(Forged Carbon Composite)
キャロウェイもカーボンに注力か!?
ゴルフクラブでカーボン素材と言えば、テーラーメイドが発売したステルスシリーズにて、ドライバーのフェースにカーボンが用いられました。
ただ、ドライバーヘッド全てがカーボンになったのかと思いきや、ボディにはチタンが用いられていました。
カーボン素材では、テーラーメイドが一歩先に足を踏み出したことは間違いありませんが、まだまだ他社が先んじる余地は十分にあります。
そして、その余地に踏み込みそうな匂いを感じさせるのが、CALLAWAY FORGED CARBONです。
FORGED製法のカーボン素材を全面に用いることで、文字通りのカーボンヘッド、カーボンドライバーを打ち出してくる可能性が期待されます。
そうなると、過去にない大幅な軽量化が実現され、より自由な重量配分により、味付けの際立ったドライバーが生み出されるかもしれません。