ステルスとSIM2 どちらのドライバーが飛ぶのか?
テーラーメイドの2022年モデルのステルス、そして、一つ前の2021年モデルのSIM2。
どちらも評価が高いモデルですが、ドライバーの飛距離性能、つまり、飛びは、どちらが上か?
この件について、ゴルフ識者たちが検証・評価されていますので、取り上げてみたいと思います。
マーク金井氏がステルスとSIM2、どちらが飛ぶかを解説
動画の中でポイントとなる内容を以下に抜粋します。
- SIM2とステルスで、5ヤード、10ヤードの違いが出ることはない。
- ルールで反発が決まっているから、やれることは決まってる。ヘッド重量と重心位置。
- ヘッドを重くすると反発は上がるが、ヘッドスピードが下がる。テーラーメイドはヘッド重量を大きくは変えてない。
- ステルスはフェースを軽くして後ろが重そうだが、ソールは金属。一方、SIM2の方はソール後方のウェイトに22gを重量が書いてある。ステルスは重量を書いてないので22gより重くないと思う。
- 多分、重心の深さは互角。重心高さは、ソールが金属な分、ステルスの方が低そう。
- 低重心になると、低スピン化されるので、ステルスは低スピンで飛距離が出る。
- ヘッドスピードが速い人ほど、低スピンのクラブを使った時に、飛距離が出やすくなる。
- ヘッドスピードが遅い人は、低スピンのクラブはキャリが出づらくなり、飛ぶ実感は得にくい。
- ステルスは進化しているが、初心者やスライサーが飛ぶようには設計されておらず、ヘッドスピードが50m/sあると良さを引き出せる。上級者、ハードヒッター向け。
ステルスとSIM2の違いを徹底討論
ステルスとSIM2について、クラブフィッター、ティーチングプロ、ゴルフライターの5名で討論されています。
討論といっても、皆さんの評価はほぼ一様で、ステルスは難しいけど飛ぶ、SIM2は球が上がってつかまってやさしい。総論的にそういった方向の意見が概ね出ています。
SIM2は、未だにニューモデルが発売されていて、しかもマークダウンしているため、かなり安く購入することができます。
ステルスかSIM2で迷われている方、SIM2を使っていて、ステルスへの買い替えを検討されている方にとって、とても参考になる内容です。
ステルスプラスとSIM・SIM2ドライバーを比較した
大地プロにて、ステルスPLUSドライバー、SIMドライバー、SIM2ドライバーについて、じっくり試打しながら感想・評価を述べられています。
静かな屋外で試打されているため、打音も確認できます。
ステルスPLUSについては、USモデルと日本モデルの両方を試打されていて、打音・打感・振り心地の違いについても、評価されています。
最終評価としては、ステルスPLUSドライバーが良いという結論を出されています。
ただ、打感・打音が受け入れきれてないとのことで、しっくりきていないようですが、数値的には一番良いそうです。
ヘッドスピードが速くて、球が上がって、スピン量を低くしたい方にオススメとのことです。
ステルスとSIM2、どちらが飛ぶか?
3つの動画でほぼ共通見解とも言えるのは、ステルスはヘッドスピードが速い人向けという点が挙げられます。
もう少し加えると、自分で球が挙げられる人、そして、スピン量が多い人というのが挙げられます。
ステルスは、使いこなせれば、つまり、上級者であれば、ステルスの低スピン性能が優れているため、その分、SIM2よりも飛距離が出やすくなります。
反対に、ヘッドスピードが遅めか普通ぐらいであれば、SIM2の方が性能を引き出せて、飛距離が出る可能性が高いと思います。
なお、2番目の動画で、ステルスPLUSドライバーとステルスドライバーは、アスリート向けのモデルと評価されていますので、ステルスドライバーは、ついついど真ん中のスダンダードモデルと捉えて、アベレージゴルファーに検討されやすいと思いますが、実際は、上級者にかなり使われているハードなモデルです。
やさしさを求めるのであれば、SIM2の方を選択されることをオススメします。
どうしてもカーボンフェースのステルスを購入したいというのであれば、試打されることをオススメしますし、ロフト角を一つ上げることを追加で検討してもらいたいです。
以上、ステルスとSIM2、どちらが飛ぶのかについて取り上げました。